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【長野】松本土産にレトルトカレーいかが 4店舗の看板メニュー再現

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 甲信越  2019年09月20日

地元4店のカレーの味を再現したレトルトシリーズ=松本市で

地元4店のカレーの味を再現したレトルトシリーズ=松本市で

 「松本カリーラリー」を運営する推進委員会と松本市深志の百貨店「井上」は、地元の4つのカレー店の味を再現したレトルトカレーシリーズを開発した。8月上旬から販売を始めており、井上常務執行役員の井上博文さん(45)は「松本のカレー文化を広め、新たな松本土産の1つになれれば」と期待を込める。

 もともと松本オリジナルのご当地カレーを作る動きがあったが難航。このため「松本の市民らが普段から食べているカレーこそご当地カレー」として商品化することに決めた。

 松本地域には個性的なカレーを提供する店が多く、推進委員会が2015年から毎冬に開いているスタンプラリー「松本カリーラリー」には約70店舗が参加。地元にカレー文化が根付いているという背景もあるという。

 レトルトシリーズにはカリーラリーから4店が参加。各店の看板メニューを基に、昨年11月ごろから製造するセントラルフーズ(安曇野市豊科高家)と試作を重ねて完成した。井上が販売や流通面で協力。資金面で一部クラウドファンディングも活用した。

(右上から時計回りに)オールドロック、メーヤウ、がねいしゃ、DOON食堂印度山のカレー

(右上から時計回りに)オールドロック、メーヤウ、がねいしゃ、DOON食堂印度山のカレー

 商品は、がねいしゃ(松本市城東)の「ポークビンダルー」、メーヤウ(同市桐)の「インド風チキンカリー」、DOON食堂 印度山(同市大手)の「チキンカレー」、オールドロック(同市中央)の「安曇野放牧豚のキーマカレー」。

 各店の代表者は「普通のレトルトでは味わえない辛さやスパイスのパンチ力を出せた」「この味をレトルトで出せるのはなかなかない」と出来に自信を持つ。メーヤウのスタッフ小山修さん(42)は「お店で味わった後に、自分や友達へのお土産に活用してもらいたい」と話した。

 各600円。内容量は180~200グラム。参加4店舗や井上本店、アイシティ21(山形村)、松本市内の土産店などで販売している。(問)井上百貨店本店=0263(33)1150

 (松本貴明)