ジャンル・エリア : 城 | 文化 | 歴史 | 静岡 2019年10月02日

全国的にも珍しい天然木などを使った駿府城の「御城印」=静岡市葵区で
静岡市葵区の駿府城公園で1日、全国的に人気が高まっている御朱印のお城バージョン「御城印(ごじょういん)」の販売が始まった。初日は売り場に行列ができ、県外からも城愛好家らが訪れた。
御城印は、和紙に城主の家紋や城名が記された登城記念品。行書体でしたためられた城名と徳川家康の家紋「三つ葉葵」が印刷されている。サイズは縦16センチ、横10.5センチ。和紙タイプ(税込み300円)のほか、木を薄く削る「突板」という地場産業技術を用いて県産ヒノキを加工した板タイプ(同500円)もある。
制作したのは、公園の指定管理共同事業体の1つ、静鉄プロパティマネジメント。公園は土産が少なく御城印を求める声も多かったといい、担当者は「ラグビーワールドカップ(W杯)のパブリックビューイングで多くの人が来園するこの好機に、公園の観光地としての魅力を発信したい」と話した。
公園にある3つの施設入場券窓口で販売。営業時間は午前9時~午後4時。月曜休み。
(五十幡将之)