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【滋賀】備前焼の素朴な美紹介、信楽の美術館

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 文化 | 歴史 | 近畿  2019年10月21日

古備前の名品が並ぶ館内=甲賀市信楽町田代のMIHOMUSEUMで

古備前の名品が並ぶ館内=甲賀市信楽町田代のMIHOMUSEUMで

 備前焼の魅力を紹介する秋季特別展「THE 備前-土と炎から生まれる造形美」が、甲賀市信楽町田代の美術館「MIHO MUSEUM」で開かれている。12月15日まで。

 岡山県備前市の伊部地域を中心に生産されてきた備前焼は、釉薬(ゆうやく)を使わないシンプルな焼き締めが特徴。特別展では、桃山-江戸時代に焼かれた茶の湯の器など古備前をはじめ、近現代の陶芸家らの作品を合わせ、約160点が並ぶ。

 桃山時代の徳利(とくり)の名品「銘トシワスレ」は、下部に生じた大きな「石ハゼ」が、趣のある景色をなしている。近代では人間国宝の金重陶陽さん(1896~1967年)の「青備前諫鼓鳥(かんこどり)香炉」など、現代では伊勢崎淳さん(1936年~)の伝統的な茶陶や、側面に大きくハート形が焼き込まれた斬新な「角花生(かくはないけ)」などが、来館者の目を引いている。

 
徳利の名品「銘トシワスレ」=甲賀市信楽町田代のMIHOMUSEUMで

徳利の名品「銘トシワスレ」=甲賀市信楽町田代のMIHOMUSEUMで

 特別展開催中の今月13日には、同館の入館者が累計300万人を超えた。1997年の開館以来22年目の達成で、300万人目となったのは大津市の京都先端科学大1年の男子学生(19)。熊倉功夫館長から認定証や記念品を贈られ、「以前から気になっていて、初めて来たら300万人目ということで、本当に驚いた。美術系の高校出身で、美術品に刺激を受けて感性を磨きたい」と喜んだ。

 11月4日を除く月曜日と同5日は休館。入館料は一般1100円、高校・大学生800円、小中学生300円。(問)同館=0748(82)3411

 (築山栄太郎)

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