ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 石川 2019年10月25日
能登演劇堂(七尾市)で26日から始まる劇団「無名塾」による公演「ぺてん師 タルチュフ」に合わせて、同市出身のパティシエ辻口博啓さんのパティスリー「ルミュゼドゥアッシュ和倉店」は、公演記念の菓子を作った。26日からは公演日に演劇堂で販売する。
商品は「タルチュフバターサンド」。自家製のバタークリームに能登ワインとラム酒に漬け込んだレーズンをちりばめ、珠洲の塩を練り込んだサブレに挟んだ。
プレーンと竹炭入りの2種類のサブレは、劇の主役となるペテン師が持つ善と悪の両面性を表現している。公演のポスターでタルチュフが十字架を握っていることから、サブレの表面には十字を刻んだほか、クリームのうねりでタルチュフの衣装の袖口を表した。和倉店では19日から販売している。
パティシエの真島佑生(ゆうき)さん(37)は「さくさくしたクッキー生地に、レーズンをぜいたくに使ったクリーム。どれも地元食材にこだわっている。公演と一緒に楽しんでほしい」と語った。
販売は11月3日までの予定。4枚入りで1200円(税別)、ばら売りでは1個250円(同)。(問)同店0767(62)4002
(稲垣達成)