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【愛知】蟹蟹プロジェクト始動、2日にフェア 蟹江で蟹グルメを食べよう!

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | グルメ | 愛知 | 特産  2019年11月01日

「蟹蟹フェア」のイベントチラシを紹介する船井さん=蟹江町須成の町観光交流センター「祭人」で

「蟹蟹フェア」のイベントチラシを紹介する船井さん=蟹江町須成の町観光交流センター「祭人」で

 町名にちなんだカニで蟹江町をPRしようという「蟹蟹(かにかに)プロジェクト」が、町観光交流センター「祭人」(同町須成)の主導で始まっている。カニを使ったり、カニをかたどったりしたグルメを新開発し、地域を盛り上げる狙い。第一弾のイベントとして2日に、7種類のカニグルメが一堂に会する「蟹蟹フェア」が同センターで催される。

 水郷地帯の蟹江町にはかつて、多くのカニが生息しており、それが町名の由来になったとの説がある。だが1959(昭和34)年の伊勢湾台風以降、川の護岸が進み、日光川の河口に水門ができたことで、町内にカニはほぼ見かけなくなってしまった。

 それでも、近年はカニを使って町をPRしようという機運が高まる。昨年4月からは、民間会社を通じて兵庫県産のカニを催事で販売する動きが出始め、センターが開館した昨年5月以降は、センター主催のマルシェでも定期的にカニを売るようになった。

 今回のプロジェクトは、食材としてだけでなく、調理したグルメを味わってもらおうという試み。同センター指定管理者「船井アソシエイツ」の船井美紀社長(54)が1年ほど前に発案し、町内の飲食店に呼び掛けてカニグルメを開発してもらった。

イベントで出品される「蟹デコSUSHI」(左)などのグルメ商品

イベントで出品される「蟹デコSUSHI」(左)などのグルメ商品

 今回のイベントでは、町内外の5店舗がグルメを出品する。同町宝の「珈琲美楽(みらく)」は、カニのだしを使ったラーメンを開発。カニの上品な香りが食欲をそそる一品だ。また同町城のすし店「味彩もへの」は、ちらしずしの上にボイルしたズワイガニを載せた「蟹デコSUSHI」など2品を出す。

 ほかにも、カニクリームを使った揚げ物の「クロケット」やグラタン風のデニッシュパンなどがある。いずれも280円から1000円とお手ごろで、船井さんは「カニがおいしい季節。新しい町おこしの始まりにしたい」と意気込んでいる。イベントは午前9時から午後2時まで。(問)祭人=0567(58)3310

 (大野雄一郎)