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【三重】懐かしの音楽室、喜び思い出して 伊賀・旧小田小

ジャンル・エリア : イベント | 三重 | 展示  2019年11月05日

珍しいラッパ付きアコーディオンなど、懐かしの楽器が並ぶ会場=伊賀市小田町で

珍しいラッパ付きアコーディオンなど、懐かしの楽器が並ぶ会場=伊賀市小田町で

 伊賀市小田町の旧小田小学校本館で、「昭和から平成の音楽室展」が開かれている。廃校になった市内の小中学校から楽器や教材、約40点を集めた。30日まで。

 木琴やタンバリン、カスタネットといったなじみ深い楽器のほか、大正時代のオルガン、ラッパ付きアコーディオンといった珍しい品も。いずれも手に触れて演奏できる。壁には作曲家年表や、音階の説明をした「掛け図」などを配し、昔ながらの音楽室を再現した。

 会場の旧小田小学校本館は、1881年に建てられた洋風建築で、現存する小学校校舎では県内最古。校舎を活用しようと、伊賀市文化都市協会の主催で、元教師のスタッフらが企画した。担当者は「合唱や合奏を通して、子どものころに味わった一体感や喜びを思い出してもらえたら」と話す。

 10日午後1時半と17日午前10時半からは、市内在住の元音楽教師前川清子さんを招き、童謡などを楽しむ特別授業(各回定員15人)がある。

 開館は午前9時から午後4時半で、火曜休館。入館料は大人100円、大学生50円、小中高生30円。(問)同協会=0595(22)0511

 (河野晴気)