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【愛知】中部空港、開港15周年で独自ビール 伊勢の会社と協力、22日発売

ジャンル・エリア : グルメ | 愛知  2019年11月08日

完成したTABI ALEを試飲する前田取締役=三重県伊勢市の伊勢角屋麦酒下野工場で

完成したTABI ALEを試飲する前田取締役=三重県伊勢市の伊勢角屋麦酒下野工場で

 中部国際空港(常滑市)が、クラフトビールの伊勢角屋麦酒(かどやびーる)本店(三重県伊勢市)の協力を得て、空港独自のクラフトビールを初めて開発した。来年2月の開港15周年に合わせた特別企画で、旅人をもてなしたいという思いを込め「TABI ALE」(旅エール)と名付けた。空港内で今月22日から販売する。

 TABI ALEは、空港会社が立地する伊勢湾の魅力を生かした商品づくりの一環で、空港会社の職員が企画から製造まで携わった。空港や伊勢のイメージから、かんきつ系のさわやかな香りを引き立てて飲みやすくしながら、ほんのり苦味のある味に仕上げた。

 ラベルには菅笠(すげがさ)姿の旅人が雲の上に立ち、その周囲に空港島や飛行機、神社などが描かれている。「いつの時代も、旅は人々をワクワクさせてきました。自然美に囲まれた伊勢と空港に心を馳(は)せながら、旅の途中で一息ついてみませんか」などとPR文も添えた。

中部国際空港が22日に発売するTABI ALE

中部国際空港が22日に発売するTABI ALE

 伊勢神宮の玄関口として歴史がある伊勢人気にあやかり、中部空港も空の玄関口としてさらに発展させたいといい、空港事業・商業事業担当の前田憲輝取締役は「いつかは『セントレアと言えばTABI ALEで乾杯』と思ってもらえるようになれば」と夢を描く。

 6日には、伊勢市下野町の伊勢角屋麦酒下野工場でTABI ALEの瓶詰め作業があり、空港会社の職員ら7人が駆け付けた。試飲した前田取締役は「いい出来。空港に来た人たちに、たくさん飲んでもらえるのではないか」と語った。

 TABI ALEは1本330ミリリットルで550円。アルコール度数は4.5%。第1ターミナル4階のイベントプラザで約5000本を限定販売する。25日には空港内でお披露目会も予定されている。(問)空港会社=0569(38)1195

 (成田嵩憲、高橋信)