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【石川】北陸の自然、空気感 表現 画家・真壁陸二さん個展

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2019年11月14日

作品について「水墨画を現代的に解釈している。油絵だが北陸を感じさせる」と話す真壁陸二さん=金沢市南町のギャラリーO2で

作品について「水墨画を現代的に解釈している。油絵だが北陸を感じさせる」と話す真壁陸二さん=金沢市南町のギャラリーO2で

 金沢市在住の画家、現代美術家の真壁陸二(りくじ)さんの個展「Northern light from beyond the horizon 北方からの光」が同市南町のギャラリーO2(オーツー)で開かれている。オーロラ、北陸の光という2つの意味を込めた。北陸の自然や哲学から生みだされた油絵など約30点が並んでいる。12月8日まで。(押川恵理子)

 真壁さんは1971年生まれ、多摩美術大絵画学科油画専攻卒業。2011年の東日本大震災後、故郷の金沢に戻った。幼いころから登山やキャンプに出掛け、街中の緑にも親しんだ。木をモチーフにした作品が多い。「北陸には樹齢500年、1000年の木もある。木は何も言わないが、語りかけられている気がする」

 個展と同名の作品は、青色と緑色がそれぞれ印象的な2つの絵画(高さ162センチ、幅112センチ)からなる。光を帯びた木々の中を人影が行き交う。「木の前を通り過ぎ、すれ違う。ある地域を出たり、戻ったりする人たちの物語を想像してもらえたら」

 県内では6年ぶりの個展。10年から出展する瀬戸内国際芸術祭(香川県・岡山県)や17年の奥能登国際芸術祭(珠洲市)では空間全体を作品にするインスタレーションを手掛けた。中国・蘇州市で20年にも開館する美術館に飾る幅25メートルの壁画を制作し、東京都渋谷区役所にも作品が置かれる予定だ。

 「アートの中心地が東京だけという時代ではない。鈴木大拙や西田幾多郎、長谷川等伯がいた石川で、北陸人としての自然、哲学、宗教、空気感をベースに作品をつくり、『北陸画』といった要素を出していきたい」と話した。

 展示は午後2~7時、水・木曜休み。(問)ギャラリーO2 090(6523)2011

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