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【長野】三遠南信道、天龍峡-龍江間が開通 地域に大きな流れを

ジャンル・エリア : | 甲信越 | 自然  2019年11月18日

くす玉とテープカットで開通を祝う関係者ら=飯田市の天龍峡ICで

くす玉とテープカットで開通を祝う関係者ら=飯田市の天龍峡ICで

 三遠南信自動車道飯喬道路のうち、飯田市の天龍峡インターチェンジ(IC)-龍江IC間(4キロ)が17日、開通した。

 飯喬道路は全長22.1キロ。2008年に飯田山本IC-天龍峡IC間(7.2キロ)が、昨年には龍江IC-飯田上久堅・喬木富田IC間(3.4キロ)が開通している。天竜川両岸を結ぶ天龍峡IC-龍江IC間の開通で、右岸の竜東地域が中央道と結ばれる。利便性向上や救急活動・災害対応への貢献をはじめ、地上80メートルからの景色を楽しめる空中回廊「そらさんぽ天龍峡」が設置された天龍峡大橋を軸に、観光名所「天龍峡」復活への期待も高い。

 天龍峡IC駐車場で開通式があり、関係者ら約230人が出席した。飯田市の牧野光朗市長は「リニア中央新幹線の東西軸と三遠南信道の南北軸がこの地域で交わり大きな人の流れをもたらす。1日も早い全線開通を期待する」と述べた。

 残る未開通区間は飯田上久堅・喬木富田IC-喬木IC間(7.5キロ)で、開通時期は未定。

 (飯塚大輝)