ジャンル・エリア : サブカルチャー | 展示 | 福井 | 芸術 2019年12月02日
県内外の造形作家5人の作品を集めた「立体アート展2」が11月30日、坂井市のハートピア春江で始まった。アニメや漫画に登場する建築物を再現したミニチュア模型や紙粘土で作った愛らしい動物、折り紙でできた恐竜など計200点が並ぶ。入場無料、12月8日まで(3日は休館)。
市文化振興事業団が企画し、立体間取りアーティストのタカマノブオさん(坂井市)、プロモデラーの酒井正人さん(福井市)、クレイアート作家の岩堀路子さん(同)、折り紙作家の須田葦也さん(同)、クラフトレーターの中村洋さん(石川県白山市)が出展した。
注目を集めたのは、宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の温泉宿「油屋」を再現したタカマさんの作品。土台を含め高さ2.2メートルもあり、厚紙やヒノキ材を使い、延べ1800時間かけて完成した。精巧な外観だけでなく、窓からのぞき込むと内部にもさまざまな仕掛けがある。
中村さんの作品はカマキリやセミなど昆虫がモチーフ。紙を中心に他の素材を組み合わせて、ロボットのようなイメージに仕上げたデザインが人目を引いている。
(北原愛)