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【滋賀】サービス満点調教見学 JRA栗東トレーニングセンター 滋賀県栗東市

ジャンル・エリア : 動物 | 近畿  2019年12月05日

競走馬の調教を見学する参加者たち

競走馬の調教を見学する参加者たち

 滋賀県栗東市に、日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターがある。競走馬を強く、速くするための調教をする大きな施設で、一般の人も見学ツアーに参加すれば、調教助手や騎手が馬を走らせているところを見られる。11月24日のGⅠレース、ジャパンカップに向け、20日に開催された調教見学ツアーに同行した。

 まだ薄暗い午前6時半、参加者17人が事務所に集合。数人のJRA職員の引率でバスに乗って調教スタンドに移動し、同7時からの調教に備えた。

 コースは競馬場と似ていて1周2000メートル程度で、芝やダートなどがある。競馬場のスタンドからレースを眺めるような感じで、参加者は3階の部屋から双眼鏡も使って馬を見た。

 楽しませてくれたのが、司会を務めた蜂谷薫・元毎日放送アナウンサー。調教の基本知識やジャパンカップの歴史などについて説明してくれ、ときには「またがっているのは松若ジョッキーでしょう」「シュヴァルグランですね」などとシャッターチャンスも教えてくれた。

 見学を始めて1時間半近くたったとき、サプライズゲストが登場。ミルコ・デムーロ騎手がサービスで顔を出し、司会や参加者の質問に答えてくれた。日本語を含めて5カ国語を話すデムーロは「6カ国目は」と聞かれて「関西弁」と返して笑わせるなど、ユーモアたっぷり。最後には参加者1組ずつと写真を撮ってくれた。こうしたゲストは複数の騎手が来るときもあれば、来ない日もあるという。

 この後、坂路やプールなどの施設も見学。競馬記者が調教の状況を真剣に見ている様子や、テレビの競馬番組に出演するお笑い芸人が騎手にインタビューする場面なども見られた。

ミルコ・デムーロ騎手(左から2人目)と写真を撮る参加者たち=いずれも滋賀県栗東市の栗東トレーニングセンターで

ミルコ・デムーロ騎手(左から2人目)と写真を撮る参加者たち=いずれも滋賀県栗東市の栗東トレーニングセンターで

 GⅠ調教見学ツアーは一部を除き、春季、秋季のGⅠレース直前の水曜朝に開催される。このほか、春休みと夏休みに子どもを含むグループ向けのトレセン体験ツアー、年3回程度の不定期の施設見学ツアーがある。募集人員は各20人程度だ。

 トレセンは栗東町(現・栗東市)が選定した栗東八景の一つ。八景はほかに、栗東自然観察の森や安養寺、徳川家康が腹痛に襲われた際、服用してすぐに回復したと伝わる漢方薬「和中散(わちゅうさん)」を製造していた旧和中散本舗などがある。栗東に行くならトレセンだけでなく、こうした場所に寄るのも面白そうだ。

 僕の場合、訪ねてみたが、運悪く休みだった名所も。でも、そこで運を無駄遣いしなかったと思うことにした。おかげさまで、ジャパンカップ当日に運が残っていました。 (金森篤史)

 ▼ガイド JRAの栗東トレーニングセンターは、JR琵琶湖線(東海道線)・草津駅東口からタクシーで20分。車の場合、名神高速道路・栗東ICから15分。(電)077(558)0101。栗東八景は栗東市観光物産協会のホームページを参照。(電)077(551)0126

(中日新聞夕刊 2019年12月5日掲載)

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