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【岐阜】「麒麟がくる」ちなんだ和菓子発表 岐阜の玉井屋本舗

ジャンル・エリア : エンタメ | グルメ | 岐阜 | 特産  2019年12月11日

玉井屋本舗の新作「下克上鮎」(左)と「ガラシャが愛した姫薔薇カスティーリャ」=岐阜市神田町で

玉井屋本舗の新作「下克上鮎」(左)と「ガラシャが愛した姫薔薇カスティーリャ」=岐阜市神田町で

 老舗和菓子店「玉井屋本舗」(岐阜市)が、来年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」にちなんだ新商品を発表した。本来の鵜飼いとは逆にアユが鵜をのみ込もうとする形の焼き菓子「下克上鮎(あゆ)」と、バラの香りがするカステラ「ガラシャが愛した姫薔薇(ひめそうび)カスティーリャ」。13日から玉井屋本店や岐阜高島屋、JR岐阜駅、オンラインショップで販売する。

 「下克上鮎」は明智光秀が本能寺の変で企てた下克上にかけて、1300年にわたり鵜飼いで捕られ続けたアユの“謀反”をコミカルに表現した。味は黒糖と抹茶の2種類。大1個入りで500円、小4個入りが1000円。受験や就職活動、ビジネスシーンでの験担ぎなど、「負けられない局面で役立てていただけます」としている。

 「姫薔薇-」は光秀の娘・玉、後の細川ガラシャをイメージした。飛騨産の食用バラのペーストを香り付けに使い、鮮やかな見た目と奥美濃古地鶏の卵を使ったこくのある味わいが楽しめる。1箱1200円。

 同店によると、武将のイラストや家紋入りなど定番品では特徴を出せないとして、玉井博祜(ひろこ)社長の親戚で、ゲーム開発会社のプロデューサー白木佑典さん(33)に開発を依頼。広告会社のクリエーター仲間も参加し、老舗らしからぬ商品に仕上がったという。

 白木さんは「伝統のある和菓子で若者にも受けるものにしようと考えた。インスタ映えしてほしい」と話している。

ドラマの雰囲気、ツアーで感じて 名鉄観光サービス

 名鉄観光サービス岐阜支店は、来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」にちなんだツアーの参加者を募集している。来年3月28日の「酒造巡り」と、同4月18日の「老舗巡り」の2コースで、いずれも岐阜市内を巡る。

 「名酒」コースは酒蔵2軒を見学し、昼食時には「麒麟がくる」にちなんだ日本酒3銘柄を試飲できる。「伝統」コースは川原町や、みそ・しょうゆ製造の「芋慶」、織田信長にゆかりがある立政寺などを訪れる。

 両コースとも歴史ガイドが同行し、来年1月開館予定の大河ドラマ館なども巡る。また、岐阜グランドホテルでの昼食は、信長が客人をもてなした際、明智光秀に命じて作らせた献立を参考にした「戦国供応弁当」が提供される。

 いずれも日帰りで大人9900円、小学生以下4400円。申し込みは3月19日まで、メールかファクス、往復はがきで。

 (問)名鉄観光サービス岐阜支店=058(265)8103

 (井上仁)