【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【静岡】雄踏発、市民ミュージカルをPR

【静岡】雄踏発、市民ミュージカルをPR

ジャンル・エリア : イベント | エンタメ | 静岡  2019年12月17日

「奇跡~ヤマトタケルを継ぐ者たち~」をPRする鈴木昭彦プロデューサー(左)ら=浜松市役所で

「奇跡~ヤマトタケルを継ぐ者たち~」をPRする鈴木昭彦プロデューサー(左)ら=浜松市役所で

◆「奇跡~ヤマトタケルを継ぐ者たち~」

 浜松市西区の雄踏文化センターで来年3月8日、市民ミュージカル「奇跡~ヤマトタケルを継ぐ者たち~」(中日新聞東海本社後援)がある。20日のチケット販売開始を前に、鈴木昭彦プロデューサーが市役所で「1年半かけてつくり上げるミュージカル。ぜひ来場を」と呼び掛けた。

 雄踏の地名は、英雄ヤマトタケルノミコトが東征の折、金山の丘に登り、遠征に「雄々しく踏み出した」という伝説にちなむ。舞台はヤマトタケルの死後から1000年後。数々の奇跡を起こした英雄ゆかりの村は、どんな願いもかなえてくれるといううわさの「奇跡の村」に。若き旅の姉妹ナナミとコウが流れ着き、物語は始まる。

 ミュージカルは、西区地域力向上事業の一環で初めて実施。総合演出や脚本は、同市出身の映画監督鈴木研一郎さんが手掛けた。舞台中には、壁面に映像を投影する「プロジェクションマッピング」も取り入れた。

 出演するのは、昨年9月からの同センターのカルチャー講座「ミュージカルを始めてみよう」の卒業生ら45人。市内の小学生から60代が週2回稽古を重ねている。6日には初めての通し稽古を終えたばかり。

 鈴木昭彦プロデューサーは「何もできなかった子どもたちが今は楽しく演じている。西区から新たなジャンルのミュージカルを届けたい」と意気込んだ。

 公演は午後1時からと午後6時からの2回。各回1時間半で定員は600人。チケットは同センターで前売り1500円(当日500円増し)で販売する。(問)同センター=053(596)1100

(角野峻也)