ジャンル・エリア : サブカルチャー | 展示 | 石川 | 芸術 2019年12月17日
ペーパークラフトアート作家の黒須和清さん(横浜市)の作品を紹介する「切り起こしペーパークラフト展-1枚の紙から造られる2.5次元の世界」が、野々市市太平寺の複合施設「学びの杜(もり)ののいち カレード」で開かれている。特撮ヒーローのウルトラマンやウルトラセブンに登場する怪獣を使った作品など81点が並ぶ。24日まで。
1枚の紙をカッターで切り起こし、切り離さず、付け加えずに作品を作る。平面(2次元)から立体(3次元)に抜け出す途中の「2.5次元」の作品だと説明している。ウルトラマンや怪獣が飛び出しそうなペーパークラフトや昆虫標本、妖怪、仏像を精巧に描いたユニークな作品が並ぶ。
黒須さんは洗足こども短大(川崎市)専任教授として学生らに手作りおもちゃや人形劇を教えるほか、ペーパークラフト作品を制作。ウルトラマンシリーズの制作会社、円谷プロダクション(東京都)の仕事も多く手掛けている。
同施設の開館2周年事業として企画した。担当者は「子どもからお年寄りまで幅広い世代に楽しんでもらえれば」と話している。入場無料。 (鴨宮隆史)