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【石川】知られざる越冬の姿 昆虫館 35種類を生態展示

ジャンル・エリア : 展示 | 生き物 | 石川  2019年12月19日

会場でオオムラサキ(右)とゴマダラチョウの幼虫を示す吉田航技師=白山市の県ふれあい昆虫館で

会場でオオムラサキ(右)とゴマダラチョウの幼虫を示す吉田航技師=白山市の県ふれあい昆虫館で

 白山市の県ふれあい昆虫館1階むしむしハウスで、冬に野外で越冬する昆虫を生態展示する「冬越しする虫たち」展が開かれている。来年4月上旬まで。(鴨宮隆史)

 カメムシの仲間や水生昆虫など35種類を展示。羽に2紋や4紋など4タイプの紋様があるナミテントウや倒木の隙間で越冬し背にハートマークの紋様があるエサキモンキツノカメムシ、冬場もよく動き回るヒメゲンゴロウが並ぶ。

 全国的に生息数が減少している「国蝶(ちょう)」のオオムラサキや里山に生息するゴマダラチョウの幼虫もあり、似た姿を見比べることができる。会場にはこのほか「冬はこん虫クイズに挑戦だ!」と題したクイズコーナーも初めて設置。幼児・小学校低学年から大人向けまでの5クラスに分け、計25問を出題している。

 同館の吉田航(わたる)技師は「冬場は姿が見られなくなる昆虫の冬越しする姿を見て理解を深めてもらえれば」と話している。