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【三重】60年代の三重にタイムスリップ 県総合博物館で企画展

ジャンル・エリア : 三重 | 展示 | 文化 | 歴史  2019年12月25日

1960年代の道路や鉄道の整備状況を紹介する資料が並ぶ会場=津市一身田上津部田の県総合博物館で

1960年代の道路や鉄道の整備状況を紹介する資料が並ぶ会場=津市一身田上津部田の県総合博物館で

 2020年の東京五輪の開催を前に、前回の1964年大会の世相を振り返る企画展「1960年代の熱気を未来につなぐ」が、津市一身田上津部田の県総合博物館で開かれている。来年2月24日まで。

 道路や鉄道の整備、建物や暮らしの変化など、三重の60年代にスポットを当てた現物資料や写真パネル約300点を展示している。

 伊勢湾台風の復旧と同時に行われた近鉄名古屋線の線路拡幅事業では、人海戦術で一歩一歩工事を進める様子を40分の映像と写真パネルで紹介。新築されたばかりの県庁前を出発する聖火リレー、建設途中の鈴鹿サーキットなど、新旧入り交じった風景が驚きや懐かしさを誘う。

 担当した学芸員の田村香里さんは「勢いがあった時代で、写真の中の人たちが生き生きとしている。この熱意を感じて来年の東京五輪につなげてもらえたら」と話していた。

 60年代の忍者ブームにちなみ、1月5日には手裏剣体験会がある。19日にはギャラリートークを予定。入館料は大人500円、学生300円、高校生以下無料。

 (本間貴子)