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【富山】「啓翁桜」一足早い春 富山駅で展示

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 |   2020年01月10日

一足早い春を感じられる啓翁桜の展示=富山駅で

一足早い春を感じられる啓翁桜の展示=富山駅で

 富山市山田地域特産の「啓翁桜(けいおうざくら)」が、富山駅南北自由通路で展示され、一足早い春のムードで駅利用者を出迎えている。15日まで。

 啓翁桜は細長い枝が何本も集まって株を作り、濃いピンクの花を咲かせるのが特徴。気候条件を利用した促成栽培で、1~2月の冬季に開花する。1995年から栽培が始まった山田地域は、標高300~400メートルの中山間地で気温が低いことから啓翁桜の栽培に適しており、北陸一の生産地としてこれから出荷のピークを迎える。

 改札正面の通路には、山田村花木生産組合が生産した長さ1~1.8メートルの桜60本を、市内産のトルコギキョウや葉ボタンなど華やかな切り花とともに展示。桜は平均すると現在、6、7分咲きで今後見ごろを迎える。

 展示は市民や観光客に春を感じてもらうとともに、市内産の花をPRするため、市花き生産者協議会が毎年開いている。 (柘原由紀)