ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 石川 | 芸術 2020年01月17日
金沢の工芸を代表する金をテーマにした展覧会「金沢のしきたり展」(北陸中日新聞後援)が、金沢市青草町の金沢アートグミで開かれている。金で彩った伝統工芸や現代工芸、アート作品約20点が並ぶ。26日まで。
NPO法人金沢アートグミが主催。消防団が使う金色の加賀まとい、金を使った江戸後期の獅子頭、金びょうぶのほか、金で彩ったギターやスケードボード、金の蒔絵(まきえ)を施した腕時計やイヤホンなどを展示。彫刻作品なども飾られている。
スタッフの小森隆文さんは「伝統的な作品から、金の未来まで垣間見てもらえたら」と話している。
しきたり展は過去から受け継ぎ、後世に残したいものを紹介しようと、2009~14年度に年1回、婚礼や遊びなどをテーマに開催。今回は昨年の金沢アートグミ設立10周年を記念し、企画した。
18日午後2時からは「ゴールデンカナザワ-金沢の金のこれまでこれから-」と題し、都市民俗学者や金沢箔(はく)の伝統工芸士らが語り合うシンポジウムを開催。入場無料。25日午後3時からは、和紙に金箔を張って折り紙を作るワークショップもある。予約が必要で参加費1000円。(問)金沢アートグミ076(225)7780
(平野誠也)