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【長野】復興願い「つるしびな」2000体 根羽村・ネバーランド

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | テーマパーク | 文化 | 甲信越  2020年01月21日

一つ一つのひなに込められた意味を説明する菊地さん=根羽村のネバーランドで

一つ一つのひなに込められた意味を説明する菊地さん=根羽村のネバーランドで

 根羽村の複合施設「ネバーランド」で、恒例のつるしびな約2000体がお目見えし、来館者を楽しませている。

 2012年から続くイベントで、例年は1月から始まるが、今年は「台風19号からの復興へと歩みを進める長野を盛り上げていこう」との思いから時期を早め、昨年12月から展示を始めた。

 会場では、手まりや金魚、桜などさまざまな種類のひな飾りが通路一帯にトンネル状につり下げられており、春の華やかな雰囲気を味わえる。

 つるしびなは子どもの健やかな成長を願って始まったとされる。展示が長期間にわたることから、何回訪れても楽しめるよう、毎月飾りの配置や種類を変える。

 今年は、同村に古くから伝わるとされる土でできたひな人形「土びな」も並ぶほか、施設の入り口に七段ひな飾りが設置された。同所の菊地暁店長(38)は「これだけつるしびながある場所は珍しいし、見た目も圧巻。長野を元気づけようと、従業員も飾り方を工夫しているので、家族や大切な方と訪れてもらえれば」と来場を呼び掛けている。4月5日まで。入場無料。

 (二神花帆)