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【福井】御城印発行で「金ケ崎城跡」PR 敦賀・金崎宮

ジャンル・エリア : | 歴史 | 神社・仏閣 | 福井  2020年01月22日

発行された金ケ崎城の御城印=敦賀市金ケ崎町の金崎宮で

発行された金ケ崎城の御城印=敦賀市金ケ崎町の金崎宮で

 敦賀市金ケ崎町の金崎宮は、国史跡「金ケ崎城跡」の御城印の発行を始めた。よく知られた戦国時代の逸話からデザインされており、城の認知度アップを目指す。

 金ケ崎城は南北朝時代に新田義貞が足利軍と戦った古戦場で、金崎宮には戦いで亡くなった親王がまつられている。戦国時代には朝倉氏との戦いで、追い詰められた織田信長が決死の撤退をした「金ケ崎の退き口」の地としても知られている。

 御城印は、各地で人気を集めていることや、参拝客の問い合わせがあったため企画。信長の妹、お市の方が、両端がしばられた小豆袋を信長に送って危機を知らせたという逸話にちなみ、小豆袋に「難関突破」と書かれたデザイン。中央に大きく「金ヶ崎城」とプリントされている。

 戦いには明智光秀も加わっていたことから、光秀が主人公の今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」を意識して、光秀のイラストが描かれた淡い水色の当て紙も作成。初穂料300円で、御城印とともに参拝客に渡す。

 田村典男宮司は「金ケ崎城は山城なので、きれいな遺構は残っていない。これを機に認知してもらえれば」と話していた。

 (大串真理)