ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川 2020年01月28日

即位礼正殿の儀で天皇、皇后両陛下が着た衣装を模したひな人形=静岡市葵区で
能登町宇出津の老舗酒蔵「数馬酒造」が、能登地方の冬の味覚カキと合う日本酒「Chikuha(ちくは) Oy(オイ)ster(スター)」を28日、1300本限定で発売する。
能登牛やイカ、ジビエといった地域自慢の食材とそれぞれ一緒に味わってもらおうと開発してきた看板銘柄「竹葉」のシリーズの新作。穴水町の移住者らでつくるNPO法人「田舎時間」と協力し、同町の農家がカキの殻を肥料に伝統的な農法で栽培したコシヒカリを原料に使った。
ミネラルや滋味が豊富なカキを引き立てるような、程よい酸味とうま味が特徴という。能登の酒蔵としては初めて、仕込みにワイン酵母を使った。同社の担当者は「海に広がるカキ棚や昔ながらのはざ干しの風景を思い浮かべながら味わって」と話す。
720ミリリットル入りで税込み1870円。(問)数馬酒造0768(62)1200
(加藤豊大)