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【静岡】「この世界の片隅に」監督 浜松で舞台あいさつ

ジャンル・エリア : エンタメ | 静岡  2020年02月03日

上映後の舞台あいさつに立つ片渕須直監督=浜松市中区のシネマイーラで

上映後の舞台あいさつに立つ片渕須直監督=浜松市中区のシネマイーラで

シネマイーラで新作公開

 太平洋戦争下、広島県呉市などで暮らした女性の日常にスポットを当てたヒットアニメ映画「この世界の片隅に」に新エピソードを加えた「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の公開が1日、浜松市中区のシネマイーラで始まった。初日は監督の片渕須直(かたぶちすなお)さんが舞台あいさつに訪れ、「前作では描かれなかった主人公すずさんの行動を見てもらうことで、戦争下の人間にもっといろんな側面の日常があったんだと感じてほしい」と思いを語った。

 前作は2016年11月に上映が始まり、これまで約200万人が鑑賞。第40回日本アカデミー賞最優秀アニメ作品賞などにも輝いた。今作では約40分ほど、遊郭で働く女性白木リンと主人公のエピソードなどを新たに追加。呉市に嫁いだ後に主人公が家族関係で思い悩む姿や、夫に怒りを向けることとなった背景などを丁寧に描写している。

 この日は約120人の映画ファンが訪れ、片渕監督を追ったドキュメンタリー映像も鑑賞。上映後には片渕監督が舞台あいさつを行い、シネマイーラの榎本雅之館主とトークした。

 あえて物語の厚みを増す作品を製作し直したことについて、片渕監督は「主人公の心情をよりリアルに描くことで、戦争下の日常が今日まで続いていることを伝えたかった。一方で、戦争によって消えていった人たちもいる」と語った。

 片渕監督にとって今作で訪れる映画館はシネマイーラで29館目となり、「映画はお客さんの反応をもらって初めて完成すると思っている」と観客との距離感を近く保つことを意識していると紹介。映画の宣伝などを手伝うために結成した「応援チーム」のメンバーのほとんどは前作を見てからファンになった観客だった。

 上映は21日まで。詳しいスケジュールはシネマイーラ=053(489)5539=へ。

(松島京太)

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