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【石川】ときめきカード 多機能に 志賀の振興組合 12日から刷新

ジャンル・エリア : まちおこし | 石川  2020年02月04日

【上】新しくなった「ときめきカード」(左)と観光客向けカード 【下】説明会で機械を操作する出席者=いずれも志賀町商工会で

【上】新しくなった「ときめきカード」(左)と観光客向けカード 【下】説明会で機械を操作する出席者=いずれも志賀町商工会で

児童見守りや電子マネーチャージ

 志賀町商業振興協同組合は、発行するポイントカード「ときめきカード」を12日から刷新する。これまでのポイントをためる機能に加え、電子マネーのチャージや、児童の登下校の見守りにつながる連絡機能が備わる。また、県内で唯一、中小企業庁の「商店街活性化・観光消費創出事業」の補助金を受け、町外利用者向けのカードも発行。観光誘客につなげる狙いだ。(林修史)

 新しいカードはICチップが入った非接触型。加盟する志賀地区の衣料品や飲食、酒販、宿泊施設など45店で使える。うち39店で利用110円ごとに1ポイントたまる。残り6店は、来店するとポイントがもらえる。また、各加盟店で電子マネーをチャージすることもできる。

 見守り機能は、志賀小学校に通う児童のうち希望者に発行。学校に機械を設置し、タッチすると登録したメールアドレスに連絡が届くため無事に登校したことなどを保護者が確認できる。組合によると、今後保護者ら向けに説明会を開き、3月中の運用開始を目指す。

 一方、観光客向けには、QRコードを利用する別タイプのカードを発行。ポイントをためたり電子マネーをチャージしたりできる。町外の協同組合などの協力を得て、あらかじめポイントがたまったカードを利用客に配布し、町へ来て利用してもらう。協力する組織を増やしていきたい方針。

 3日は、加盟店向けの説明会が町商工会であった。機器を運用する日本カード(大阪市)の担当者から、テスト用のカードを渡され、タブレット型端末を操作し、ポイントの加え方などを学んだ。

 国の補助金対象になるよう、組合幹部らが2年ほど準備に奔走してきた。岡部宏理事長は「外国人観光客を含め、町外から町に来る人を増やしたい。幅広い地域の人に声を掛けていく」とカードのメリット、利便性を高めていきたい考えだ。

 現在のカードは3月末までが使用期限。引き継ぎはできない。