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【石川】ジビエ+地酒+九谷焼 小松でフルコース味わう 特別企画

ジャンル・エリア : グルメ | 石川  2020年02月07日

ジビエ料理や日本酒を楽しむ小松商議所の西正次会頭(右から2人目)ら=小松市安宅町で

ジビエ料理や日本酒を楽しむ小松商議所の西正次会頭(右から2人目)ら=小松市安宅町で

鹿やイノシシ肉 25店舗で提供

 小松市で知られた料理店で野生鳥獣肉(ジビエ)を使った料理と地酒を楽しむ「ジビエの宴(うたげ)」が5日、始まった。この日は同市安宅町の国登録有形文化財「まつ家別邸・吉祥庵」で14人が、鹿肉のロースなど8品、加越酒造(今江町)や東酒造(野田町)の日本酒を味わった。食器や酒器には九谷焼を使った。(坂麻有)

 市内では16日まで、25店舗でジビエ料理を提供する「こまつ地美絵 食の祭典」を開いている。宴は祭典の特別企画でジビエをフルコースで味わえる。

 メイン料理のぼたん鍋は小松産の金時ニンジンや、春を先取りした山菜をふんだんに使った。イノシシ肉の炊き込みご飯は新ゴボウの風味が染みた香ばしいご飯に柔らかく煮た塊肉をほぐして交ぜた。参加者は「臭みがなく、脂の甘みがおいしい」と話していた。

 小松商工会議所、市内の飲食店、酒造会社などでつくる、こまつ地美絵実行委がジビエ、地酒、九谷焼の振興にと企画。同商議所の西正次会頭は「全ておいしく完食した。ジビエ、地酒の良さは味わってもらえば論より証拠。多くの人に広めたい」と笑顔で話した。

 宴は8日に同市大和町の日本料理梶助、15日に同市丸の内町2のレストランミューレミューでもある。要予約。