ジャンル・エリア ： グルメ | 岐阜　 2020年02月13日

バレンタインに合わせた限定メニューを紹介する竹内さん（左）と波多野さん＝岐阜市神田町のうれし野で

　１４日のバレンタインデーに合わせ、岐阜市神田町の「イタリアンの風　うれし野」と「日本料理　神田町」両店が２９日まで、チョコレートを使った料理で「競演」している。

　共通の食材を使って神田町の飲食店を盛り上げようと、うれし野の社長で、管理栄養士の竹内綾美さん（３３）が企画。両店が、それぞれチョコレートやカカオを使用した２品を提供する。

　「うれし野」は「鹿もも肉のロースト　カカオニブ風味」（１７８０円）と「旬野菜とペンネのチョコサラダ」（１１１０円）を考案した。前者は本巣市産の鹿肉を使用し、カカオ豆を砕いた「カカオニブ」と粒マスタードを添えた。同店のグランドシェフ、波多野勝敏さん（４５）は「粒マスタードの酸味とカカオニブの風味が味わえる」と話す。

　「神田町」は「胡桃（くるみ）とカカオのマーブル豆腐」（４５０円）と「鰯（いわし）のカカオ煮」（５００円）を提供する。マーブル豆腐は、クルミ豆腐とカカオ豆腐をマーブル状に仕上げ、ソースに白みそとホワイトチョコを使用した。伊藤章浩料理長（３５）は「イレギュラーな組み合わせで、複雑な味に仕上がった」と語る。

　企画した竹内さんは「カカオニブは抗酸化作用があり、女性にも人気。チョコレートが苦手な男性の方にも足を運んでいただきたい」と呼び掛ける。料理はいずれも税別で、単品で注文ができる。

　（藤矢大輝）