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【石川】歌舞伎の世界 土人形で みよっさで展示 勧進帳の弁慶や富樫 表情の違い比べて

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 石川 | 芸術  2020年02月13日

歌舞伎「勧進帳」に登場する弁慶と富樫左衛門、源義経などの人形が並ぶ会場=小松市のこまつ曳山交流館みよっさで

歌舞伎「勧進帳」に登場する弁慶と富樫左衛門、源義経などの人形が並ぶ会場=小松市のこまつ曳山交流館みよっさで

 歌舞伎の登場人物をモチーフにした土人形を展示する「歌舞伎の中の土人形たち」が、小松市のこまつ曳山(ひきやま)交流館みよっさで開かれている。3月31日まで。(坂麻有)

 土人形は土を焼いて彩色した置物。奈良時代、京都で作られ始め、安土桃山時代には伏見人形として知られ、江戸時代初期に全国で作られるようになった。展示品は人形愛好家で同市桂町の農業川崎義光さん(74)が、各地で集めた昭和末期以降の比較的新しい作品で、いずれも高さ30センチ前後の26体を並べた。

 5月に市内であるお旅まつりの曳山子供歌舞伎で、今回、8町が合同で演じる「曽我十二時(そがじゅうにとき) 揚巻助六(あげまきすけろく)の場」に登場する遊女「揚巻太夫」は、秋田県横手市の中山土人形。赤い着物姿であでやかに表現されている。その隣の助六は有名な伏見人形。紫鉢巻きをだらりと垂らし、赤い蛇の目傘を片手に黒い着物姿の伊達男(だておとこ)ぶりが見て取れる。川崎さんは「昔からあって庶民的で素朴なところがある」と土人形の良さを語る。

 有名な演目「勧進帳」では、山伏姿で、いかにも勧進帳らしく真っ白な巻物を読み上げる弁慶、対する関守(せきもり)の富樫左衛門、弁慶の主人・源義経が、愛知県碧南市の大浜人形と同県半田市の乙川人形の2種類あり、比べることもできる。みよっさの担当者は「作家によって人形の表情や色合いが違うのが面白い」と来場を呼び掛けている。午前10時~午後5時。水曜休館。

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