ジャンル・エリア : 甲信越 | 自然 | 花 2020年03月12日
春の訪れを告げるフクジュソウが、木祖村菅の国道19号沿いの群生地で見頃を迎え、訪れた人の目を楽しませている。3月末ごろまで。
地元の住民有志でつくる「吉田福寿草の会」が10年以上前から、自生するフクジュソウを株分けしたり、種を採取してまいたりして増やしてきた。一帯の草刈りや雑木も整理し、生育環境を守る活動もしている。
会によると、今年は雪も少なく暖かい日が続いたため、例年より15日以上早い2月中旬に咲き始めた。会員の松原功子さん(75)は「ここのフクジュソウは花が大きく黄金色。地面を覆うように咲く花を見ると、木曽にもようやく春が来たと実感します」と話した。
(一ノ瀬千広)