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【静岡】映える熱海スイーツ 専門店オープン

ジャンル・エリア : グルメ | 果物 | 静岡  2020年03月16日

地元の果物を使ったメニューをPRするスタッフ

地元の果物を使ったメニューをPRするスタッフ

 熱海市渚町に、果物専門のスイーツ店「熱海フルーツキング」がオープンした。市内では近年、JR熱海駅近くでスイーツ店の出店が相次いだが、今回は駅から離れた熱海サンビーチ前で、観光客の新たな回遊も期待される。色鮮やかな果物を生かした「インスタ映え」メニューが話題を呼びそうだ。

 国道に面した角地のビル一階。海外のビーチハウスをイメージし、青色を基調とした「ティファニーブルー」の内装と外装で統一した店舗(約80平方メートル)では、熱海産のレモンやダイダイをはじめ、イチゴやマンゴーなど季節の果物を使ったサンドイッチやゼリー、飲料を販売する。店内には白砂を敷いたビーチのような飲食スペースもある。

 サンドイッチはふわふわもっちりの食パンに、たっぷりの生クリームと果物を挟み、食べ応え十分。ゼリーの中にはカットフルーツの色鮮やかさが際立つ。ソフトクリームのトッピングもできる。

色鮮やかな季節の果物を使ったゼリー

色鮮やかな季節の果物を使ったゼリー

 飲料は自家製シロップで熟成した果物をフルーツティーか、スカッシュ、サワーにして提供。メニューは全部で約50種類あり、価格は500円前後が中心だ。

 出店したのは伊東市で飲食店などを展開する「伊豆高原ビール」(同市富戸)で、熱海は初進出。増田真啓社長(58)は「熱海にないものとしてフルーツ専門にした」と語る。

 年間300万人が訪れる熱海市では近年、プリン専門店などスイーツ店の新規出店が相次いでいる。見た目にもこだわった商品が話題となり、若年層を中心に多くの観光客を引きつけ、平日の日中に行列が途切れない人気店もあるほどだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が広がっているが、スイーツ店を含む熱海市内の一部飲食店などでは、昼間のにぎわいは続いている。

 「女性や若者をターゲットにした店は明らかに増えている」。熱海商工会議所経営サポート課の阿部博文課長はそう実感し、飲食店需要はまだあるとみる。相次ぐスイーツ店の出店には、食べるだけでなく、写真の被写体になるような付加価値を付け、体験に重点を置く「コト消費」を狙っている店が多いといい、阿部課長は「スイーツを買うことが今までの概念と違う。『映える』のコト消費が加わった『コトスイーツ現象』が起きている」と話す。

ティファニーブルーを基調にした店舗の外観=いずれも熱海市で

ティファニーブルーを基調にした店舗の外観=いずれも熱海市で

◆観光客6割が女性

 熱海市がJTB静岡支店と県立大に委託して昨年10月5、6日に実施した市観光客実態調査によると、観光客の約6割が女性だった。年齢別では20代が22.7%で最多。50代の20.6%、30代の16.7%が続いた。居住地は東京都や神奈川県など首都圏が7割近くを占めた。

 訪問先は来宮神社がトップで、駅前商店街や熱海サンビーチなどの海岸線も人気。宿泊客が多い中、日帰り客も4分の1程度いて、宿泊温泉地としてだけでなく、日帰り観光地としても選ばれている実態が浮かんだ。4人に1人は初訪問だった。調査には観光客651人が回答した。

(山中正義)

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