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【石川】人気者ヤギ ただいま 別所岳SAに親子2匹

ジャンル・エリア : 動物 | 生き物 | 石川  2020年03月18日

生まれたてのアンコを抱き上げる橋爪和夫さんと、隣で餌を食べるアズキ=別所岳サービスエリアで

生まれたてのアンコを抱き上げる橋爪和夫さんと、隣で餌を食べるアズキ=別所岳サービスエリアで

 七尾市と穴水町にまたがる、のと里山海道の別所岳サービスエリア(SA)に、冬季を畜産農場で過ごしていた人気者のヤギが帰ってきた。7日に生まれたばかりの子ヤギと母ヤギの2匹。利用者や家族連れらを癒やしている。

 家族連れに楽しんでもらおうと、同SA内の観光物産施設「奥能登山海市場」が、2015年春から穴水町の畜産農場「たんぽぽファーム」の協力を得て、ヤギを敷地内の小屋で飼育している。

 今では「いつヤギが来るの」と問い合わせが来るほどの人気者。冬場は除雪作業などで人手が足りなくなり、世話が難しくなるため、昨年11月下旬からヤギたちはたんぽぽファームに預けられていた。

 14日に帰ってきたヤギはともに雌で、茶色い毛並みの「アズキ」(1歳6カ月)とその子ども。名前は公募で決まり、特徴の真っ黒い毛とアズキの娘という理由から「アンコ」と名付けられた。

 施設の橋爪和夫店長(62)は「新型コロナウイルスで世間に元気がない。ヤギが無邪気に餌をむしゃむしゃ食べる姿を見て、元気をもらってほしい」と話している。

 冬季閉鎖中だったSA内の展望台「別所岳スカイデッキ『能登ゆめてらす』」も15日から利用できるようになり、七尾湾を望む景色が楽しめる。(森本尚平)