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【富山】日本金工 懐深き作品 高岡市美術館 きょうから「イセの眼」展

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 工芸品 | 芸術  2020年03月19日

鹿島一谷氏の作品(右側2点)と鹿島和生氏の作品(左側2点)が並ぶ展示=高岡市美術館で

鹿島一谷氏の作品(右側2点)と鹿島和生氏の作品(左側2点)が並ぶ展示=高岡市美術館で

 イセコレクションから彫金の重要無形文化財保持者(人間国宝)の鹿島一谷(いっこく)氏(1898~1996年)の金工作品を中心に展示する「日本金工をさぐるイセの眼」展が19日から高岡市美術館で始まる。開会式と内覧会が18日あった。会期は29日まで。

 一谷氏の作品は「布目象嵌花瓣文(ぞうがんかべんもん)銀水滴」や「布目象嵌鷺文銀飾(さぎもんぎんかざり)花器」など37点。祖父の一谷氏に師事した日本工芸会正会員の鹿島和生氏(61)=東京都台東区=の「研ぎ出し象嵌接合(はぎあわ)せ花器」や「布目象嵌赤銅銷盛扁壷(しゃくどうけしもりへんこ)」などの作品32点も並ぶ。布目は地金に布目のように目を切り、薄い金箔(きんぱく)、銀箔をはめていく象嵌技法。

 市民文化振興事業団、市美術館、イセ文化基金でつくる実行委員会の主催。イセコレクションは、美術品収集で知られるイセ食品グループの伊勢彦信会長(イセ文化基金理事長)のコレクション。開会式で伊勢理事長は「日本の金工を世界に広めたい。メトロポリタン美術館に日本の工芸を展示する夢が膨らむ」とあいさつした。

 鹿島氏は「一谷布目と呼ぶ技法を作り出した祖父の作品には懐の深さがある。私も技法をイノベーションしながら、正しく技法を伝えていきたい」と話した。

 金工作家13人の作品約80点も展示している。開館時間は午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。観覧料は一般800円、高校・大学生500円、小中学生は無料。(武田寛史)

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