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【京都】「スイてる」古都で深呼吸 嵐山 京都市

ジャンル・エリア : テーマパーク | 動物 | 生き物 | 自然 | 近畿  2020年03月19日

マスク姿の観光客が目立つ嵐山商店街。右に張られているのがキャンペーンのポスター

マスク姿の観光客が目立つ嵐山商店街。右に張られているのがキャンペーンのポスター

 新型コロナウイルスの感染が広がってから、休日は家でまったりと過ごすことが多い。ネットサーフィンしていると、ユニークなサイトにぶつかった。

 「スイてます嵐山」。京都の観光名所の一つ、嵐山が人々に来訪を呼び掛けるキャッチコピーだ。新型コロナの影響で観光客が減っていることを逆手に取り、地元の5商店街で作る「嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会」が打ったキャンペーンだ。ちょっと行ってみよう。

 当日は、春らしい陽気のお出掛け日和。嵐山商店街をぶらぶら歩いてみると、意外に人が多い。

 渡月橋近くの和食店で、昼食を取ることにした。名物の湯葉うどんにしよう。ついでに、店員の女性に嵐山の状況を聞いてみた。「いつもの年より、お客さんが全然少ない。死活問題です」と言う。何でも、昔は寒い時期の観光客数は少なかったものの、この10年ほどは外国人観光客でにぎわうようになった。それが今年、新型コロナで外国人が減っているという。

「嵐山モンキーパークいわたやま」からの眺望を楽しむ観光客ら=いずれも京都市で

「嵐山モンキーパークいわたやま」からの眺望を楽しむ観光客ら=いずれも京都市で

 そこでこのキャンペーンというわけだ。4種類あるポスターの一つで紹介されている「嵐山モンキーパークいわたやま」に行くことにした。ポスターはサルの写真に「人間よりサルの方が多いとか、久しぶり。」との文句が付いている。普段はかなりの人が来るんだろう。

 入り口からが大変だった。山道の上り坂を歩くこと15分。股下90センチくらいの外国人観光客たちにどんどん抜かされる。ぜいぜい言いながら、サルが走り回る広場に着いてみると、素晴らしい眺望に驚いた。京都市内の街並みや周囲の山々が青空の下、一望できる。とても気分がいい。思いっきり息を吸う。このところ、街中(まちなか)で静かに息をしていたのを取り返す勢いで息を吸う。ああ気持ちいい。

 最後は嵐山公園だ。渡月橋を背景に写真を撮る人たちの脇を通り過ぎ、ベンチに座ってのんびり桂川を眺める。やはり旅はこういう時間が一番だ。同じまったりなら、家もいいが、外も悪くない。時にはネットをやめて旅に出よう。 (金森篤史)

 
渡月橋をバックに写真を撮る人たち

渡月橋をバックに写真を撮る人たち

 ▼ガイド 京都駅から嵐山へは、JR嵯峨野線で嵯峨嵐山駅まで17分。観光情報や新型コロナウイルスの催事への影響は、京都市観光協会=(電)075(213)1717=のホームページ(京都観光Navi)などで確認できる。

(中日新聞夕刊 2020年3月19日掲載)

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