ジャンル・エリア : 三重 | 自然 | 花 2020年03月25日
津市美杉町石名原の山林で、ミツマタの黄色い花が斜面一帯に満開になり、甘い芳香を漂わせている。4月初旬まで楽しめそう。
山林を所有する岸野隆夫さん(66)によると、1955年ごろに父の故智さんが10本程度を植えたのが始まり。岸野さんが8年前に間伐をしたところ、十分に光が入るようになり、自然と増えて1万5000平方メートルにまで広がった。ここまで大きな群生地は全国的にも珍しいという。
インターネットや会員制交流サイト(SNS)を通じて知名度も徐々に上昇。県内外から多くの人が訪れ、大人の身の丈ほどもあるミツマタの間を歩き、写真を撮っていた。
同市野田の無職の男性(71)は「初めて来たが規模の大きさに驚いた。自然にここまで増えたのもすごい」と話していた。
(本間貴子)