ジャンル・エリア : 城 | 自然 | 花 | 近畿 2020年03月26日
彦根市の国宝彦根城天守の東側に植わる桜「エドヒガン(江戸彼岸)」が25日、ピンク色の花が咲き誇り、見頃を迎えた。訪れた観光客は「きれい」と声を上げ、盛んにカメラのシャッターを切っていた。
城内の桜の大半は、1934年に市民らの寄付金により植えられた1100本のソメイヨシノだが、1本だけエドヒガンがある。高さ8~10メートル、幹回り3メートルほどの大木。ソメイヨシノに比べ開花は少し早く、彦根城管理事務所によると「見頃は天候にもよるが今月いっぱいですかね」と話す。
新型コロナウイルスの感染拡大により、「例年に比べて観光客は激減している」と関係者は顔を曇らせるが、訪れた家族連れらに笑顔で対応。エドヒガンに続いてソメイヨシノはつぼみが膨らみ、「数日後に開花するのでは」と話していた。
(前嶋英則)