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【岐阜】“撮っておき”自然の美 板取川上流 岐阜県関市

ジャンル・エリア : | 岐阜 | | 自然  2020年04月02日

ボートが宙に浮いたように見える写真が撮れる、と人気の板取キャンプ場

ボートが宙に浮いたように見える写真が撮れる、と人気の板取キャンプ場

 何となく空気がどんよりしている。よどんでいる感じだ。こんなときは、空気がきれいな自然の中に身を置きたい。

 というわけで、岐阜県関市の中でもかなり山奥にある板取キャンプ場を訪ねてみた。そばを板取川の上流が流れていて、近くで見てみると、恐ろしくきれいな川だ。板取川は最近、その透明度からボートが宙に浮いたように見える写真が撮れるとして人気らしく、キャンプ場を経営する長屋圭介さん(40)・恵里那さん(31)夫妻の協力を得て、撮影してみることにした。

 午前10時すぎ、恵里那さんが乗ったボートを、腰まで水に漬かった圭介さんがそっと押す。川底に映ったボートの影とボートとの間に、何も見えないことで、浮かんでいるように見える理屈だが、自分でこぐと波が立って、ボート近くの水面が見えてしまうのを避けるためだ。

 岸の岩を飛び移りながら、角度を変えて何十回もシャッターを押す。確かに、風で波が立っても撮りにくい。圭介さんは「いい写真が撮りやすいのは5~6月。真夏よりも水位があり、光の加減もよくて影が出やすい」と話す。少し来るのが早かったか。最適期はこれから。晴天で無風の日が良さそうだ。

 キャンプ場を出て、板取川沿いを名古屋方面に進むと、21世紀の森公園に着く。この園内で最近注目されているのが「株杉の森」だ。推定樹齢400~500年という歴史もさることながら、際立つのは杉の形だ。地面から生えた極太でごつごつした1本の幹が枝分かれし、数本から十数本の木が真っすぐ天に伸びている。ちょうど燭台(しょくだい)からろうそくが何本も上に伸びている様子にそっくり。珍しい木と森林浴を同時に楽しめる公園だ。

途中から真っすぐ上に伸びる株杉

途中から真っすぐ上に伸びる株杉

 最後は、5年くらい前から人気を集めている「名もなき池(通称モネの池)」だ。行ってみると、結構多くの人が池の周りにいて写真を撮っていた。印象派の画家クロード・モネの名作「睡蓮(すいれん)」に似ていると評判を呼んだ風景だ。確かに、スイレンや橋が「睡蓮」の雰囲気を出している。コイも美しい。

 晴れた春の一日、きれいな水と森、空気を堪能した。よどんだ気分が吹き飛び、充電できたように思う。しばらくはいけそうな気がする。 (金森篤史)

 ▼ガイド 板取キャンプ場は4月下旬から10月末まで営業。(電)0581(57)6721。21世紀の森公園は板取運動公園の裏にある。モネの池の場所は分かりにくいが、「フラワーパーク板取」の隣にある。無料駐車場あり。

モネの池で写真を撮る人たち=いずれも岐阜県関市で

モネの池で写真を撮る人たち=いずれも岐阜県関市で

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