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【長野】桜色のエール、飯田で見頃

ジャンル・エリア : イルミネーション | 甲信越 | 自然 |   2020年04月03日

満開を迎え、青空の下で花を広げる麻績の里 舞台桜=飯田市座光寺で

満開を迎え、青空の下で花を広げる麻績の里 舞台桜=飯田市座光寺で

 県内各地でサクラ開花の便りが届く中、飯田市でも2日、各地で見頃を迎えた。快晴の丘を見渡せば、薄いピンクが緑の木々の中で存在感を表し、春本番の装いを鮮やかに映し出している。

 飯田市座光寺の「麻績の里 舞台桜」(市天然記念物)は満開。県内に残る小学校校舎として最古の旧座光寺麻績学校の横で、堂々と枝を広げている。

 全国的にも珍しい品種「半八重枝垂(はんやえしだ)れ紅彼岸桜(べにひがんざくら)」で、花弁が5~10枚重なるのが特徴。幹周4メートルで樹齢は350年ほど。昨年より1週間ほど早い3月29日に開花し、見頃は10日前後まで続く。

 
ライトアップされ、風に揺れるシダレザクラ=飯田市竹佐の杵原学校で

ライトアップされ、風に揺れるシダレザクラ=飯田市竹佐の杵原学校で

 国登録有形文化財に指定され、映画「母べえ」のロケ地として知られる同市竹佐の杵原学校でも、シダレザクラが見頃を迎えている。市山本自治振興センターによると3日にも満開を迎える。夕闇の中、ライトアップで浮かび上がるサクラは、枝ぶりが均一で美しく、ピンクの花が風に揺れていた。いずれのサクラも、花が散り果てるまで、ライトアップが予定されている。

 (野村和宏)