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【滋賀】 本殿と透塀の修復完了 近江八幡の沙沙貴神社

ジャンル・エリア : まつり | 神社・仏閣 | 近畿  2020年04月09日

修復工事が完了した本殿と、本殿を取り囲む透塀=近江八幡市安土町常楽寺の沙沙貴神社で(神社提供)

修復工事が完了した本殿と、本殿を取り囲む透塀=近江八幡市安土町常楽寺の沙沙貴神社で(神社提供)

 2018年9月の台風21号で被害を受けた、沙沙貴神社(近江八幡市安土町常楽寺、岳眞杜宮司)の本殿と透塀(すきべい)(いずれも県指定有形文化財)の修復工事が完了した。

 台風によって、本殿屋根の北側の3分の2がめくれ上がって吹き飛んだほか、本殿を取り囲む透塀も破損した。参道や境内では大小60本の樹木が根こそぎ倒れたり中折れしたりする被害があり、復興に取り組んできた。

 3月末、県教委の竣工(しゅんこう)審査を受けた。岳宮司は「氏子、崇敬者、参拝者の方々のご支援のおかげです」と感謝していた。修復工事の完了奉告祭を5月8日に行う予定。

 神社では4月4、5の両日、春の例祭「沙沙貴まつり」を開催。例年、一帯はにぎわうが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止を考慮し、大松明(たいまつ)の奉納、みこし渡御は自粛し、神事のみ執り行った。

 (松瀬晴行)