ジャンル・エリア : グルメ | 岐阜 | 特産 2020年04月10日

最優秀賞の「さっぱりフレッシュ養老山麓豚カツ
大垣桜高校(大垣市墨俣町)の食物科の生徒が考案したメニュー3品が、養老町の名神高速道路養老サービスエリア(SA)上り線にあるレストランなどで発売された。関係者は「高校生のアイデアを生かしたメニューを味わってもらい、地域の食材や岐阜の魅力を知ってもらえれば」と話す。
レストランでは、最優秀賞に選ばれた2年生の赤井涼一さん考案の「さっぱりフレッシュ養老山麓豚カツ」(1380円)を提供。細かく刻んだトマトやキュウリ、タマネギを入れたポン酢ベースのソースで、年齢に関係なく、さっぱりと食べられるよう仕上げてある。
フードコートでは優秀賞の三和日那乃さん(2年)の「ごろごろ野菜の豆乳オムライス」(880円)と、特別賞の高木祥亜さん(2年)の「名古屋コーチンきしめん」(800円)を販売している。
メニューコンテストは、レストラン「美濃三昧(ざんまい)」とフードコートを運営する日本観光開発(滋賀県草津市)が、大垣桜高と取り組んでおり、今回で6回目。
昨年12月に、SAで販売するのにふさわしい地産地消のレシピを、食物科の当時の1、2年生計80人に依頼。担当者から客層や価格帯などの説明を受けた生徒たちは、冬休みにメニューを考えた。1月中旬に全員から写真やアピールポイント、材料費などを添えたレシピの応募があった。
レストラン料理長の森口安啓さん(56)とフードコート責任者の森政光さん(45)が書類審査で5品を選んだ。

(上)優秀賞の「ごろごろ野菜の豆乳オムライス」(下)特別賞の「名古屋コーチンきしめん」=いずれも養老町橋爪で
例年は学校で実際に調理をして審査していたが、今回は調理室の工事のため中止。森さんらが2月から試作を重ね、スタッフらによる試食を経て、各賞を決めた。森さんは「味や内容に加え、今年は見た目に力を入れたメニューが多かった」と総評する。
「さっぱりフレッシュ養老山麓豚カツ」など3品は今後1年間、提供される。さらに、コンテストで書類選考を通過した福田実咲さんと森田莉央さん(いずれも3年)が考案したメニューも、季節ごとのメニュー変更に合わせて登場する。
(生田貴士)