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【富山】タケノコ 大豊作 高岡・西田地区、驚きの声

ジャンル・エリア : グルメ | 富山 | 特産 | 野菜  2020年04月15日

次々と掘り起こされるタケノコ=高岡市西田地区で

次々と掘り起こされるタケノコ=高岡市西田地区で

 県内のタケノコ産地で収穫が始まり、各地で好調な出荷が続いている。高岡市西田(さいだ)地区では14日朝、飲食店「竹の子家」を営む北村政行さん(74)が、わずかな土の盛り上がりからタケノコを見つけ、クワで次々と掘り起こしていった。

 今年は表年に当たるが、60年ほどタケノコを収穫してきた北村さんも「近年にないくらい大豊作。普段の表年の2倍くらい。雨が順調に降り、みずみずしいタケノコが取れている」と話す。

 西田地区の土は粒子が細かく、粘土質の赤土で土の中に空気が入らないため、色が白くてきめ細かなタケノコになる。旬の時期には料理店がオープンするが、今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う外食自粛で、営業を見送った店もあり、持ち帰りの売り込みを図るところも。

 「竹の子家」ではたけのこご飯などの料理の持ち帰りや、タケノコの廉価販売を行っている。収穫は5月下旬ごろまで続く。

 同じく特産の氷見市粟原地区では14日までに3.8トンのタケノコが取れている。初日の出荷は約700キロで、裏年だった昨年(223キロ)の3倍以上、表年の一昨年(480キロ)と比べても1.5倍に近い豊作だった。 (小寺香菜子)