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【愛知】有松絞こいのぼり、街を勇気づける 名古屋で飾り付け

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | 愛知 | 文化  2020年04月23日

有松絞のこいのぼりを企画した(左から)中浜さん、「大西人形本店」の大西嘉彦さん、猿渡さん=名古屋市緑区有松で

有松絞のこいのぼりを企画した(左から)中浜さん、「大西人形本店」の大西嘉彦さん、猿渡さん=名古屋市緑区有松で

 逆風に負けず頑張ろう-。有松絞で作ったこいのぼりが21日、名古屋市緑区の有松地区に飾られ始めた。節句商品の売り上げが減少する中、こいのぼりの文化をPRしようと、関係団体が始めた「鯉(こい)活プロジェクト」。メンバーは「逆風に泳ぐこいのぼりで、新型コロナウイルスでふさぎ込みがちな人々を勇気づけたい」という思いも込めた。5月6日まで。

 メーカー13社でつくる「日本鯉のぼり協会」などによると、正確なデータはないが、こいのぼりの販売量は、第2次ベビーブームを含めた1960年代半ばからの10年間ほどがピークとみられ、ナイロン製などの量産品が市場を席巻した。しかし少子化の影響などで、近年の販売量は減少傾向という。

 プロジェクトを企画したのは、メーカーでつくる中部人形節句品工業協同組合青年部と、有松絞商工協同組合。日本遺産に認定された有松地区を舞台に、こいのぼりの文化をPRする狙い。今年1月から両組合が共同で制作を始めた。有松絞の職人たちが手がけた「鹿(か)の子絞り」など5種類で、赤、緑、藍色などの色鮮やかなこいのぼり15匹を作り上げた。

有松絞のこいのぼりを飾るボランティアの女性たち=緑区有松で

有松絞のこいのぼりを飾るボランティアの女性たち=緑区有松で

 21日、両組合のメンバーらが、有松地区の風情ある建物に、こいのぼりを飾り付けた。数日かけて7カ所ほど飾る予定で、有松絞商工協同組合理事の中浜豊さん(54)は「絞りの魅力をいつもと違う形で見せられた。小さいサイズでの商品化も考えたい」と話す。

 中部人形節句品工業協同組合青年部の部長、猿渡文美仁さん(33)は「感染防止のため、今年は見に来るのではなく、組合ホームページなどで公開する写真で楽しんでほしい。来年も続ける予定なので、新型コロナウイルスが終息したら見に来て」と呼びかけた。

 (今村節)

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