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【静岡】案内マップリニューアル 湖西市教育委員会

ジャンル・エリア : その他 | 文化 | 静岡  2020年04月24日

リニューアルしたマップを手にする職員=湖西市鷲津で

リニューアルしたマップを手にする職員=湖西市鷲津で

 湖西市教育委員会は、市内にある文化財を紹介する「湖西市文化財案内マップ」(B2判、カラー)を2年ぶりにリニューアルした。広げると片面に湖西市全体の地図、もう一方を新居町を中心とした拡大地図とし、文化財の場所に番号を付けた。折り畳むとB5判サイズになり、観光や文化財巡りなどで持ち運びやすい。

 掲載した文化財は、市が昨年指定した本興寺に所蔵されている古文書12点を含め101点になった。全てに写真が付き、女河八幡宮例大祭神事などの無形民俗文化財などは、祭りの様子を撮影したものが載っている。国、県、市の指定によって色分けも施し、所有者も明記されている。

 文化財によっては、解説文も付いている。新居関所跡には「構内には、全国で唯一現存する関所建物がある。慶長5(1600)年設置後、度重なる災害により移転を繰り返し、2度目の移転で現在地に定まった」といった解説文を添えた。

 事業費は約16万円で、5000部を作製。図書館や地域センター、新居関所、道の駅などに配布した。スポーツ・文化課の鶴早紀子さん(25)は「新型コロナウイルス感染防止に気をつけて文化財巡りを楽しんでもらいたい。常時公開していないものもあるので、所有者に確認してほしい」と呼び掛ける。(問)市教委=053(576)1140

(桜井祐二)