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【石川】長まし食べて 疫病退散 今年も販売 青柏祭曳山の祝い菓子

ジャンル・エリア : グルメ | 石川 | 神社・仏閣  2020年04月28日

(上)長ましを奉納し玉串をささげる宮川晴行組合長=七尾市山王町で  (下)青柏祭の祝い菓子として作られる「長まし」

(上)長ましを奉納し玉串をささげる宮川晴行組合長=七尾市山王町で  (下)青柏祭の祝い菓子として作られる「長まし」

 七尾市の「青柏祭の曳山(ひきやま)行事」(5月3~5日)の祝い菓子「長まし」が、祭りの目玉、山車「でか山」巡行が中止になった今年も販売される。27日は大地主(おおとこぬし)神社(山王町)で奉納祭があり、製造する七尾菓子業組合のメンバーは「食べて疫病退散につながれば」と願いを込めた。(中川紘希)

 長ましは、あんこ入りの楕円(だえん)形の餅で、片側が赤や緑で着色されたお菓子。28日から祭りが終わる5月5日まで、組合に加盟する12店や地元スーパーなどで販売される。

 神事では、各店が製造した長ましを奉納し、大森重宗禰宜(ねぎ)が祝詞を奏上。組合員5人が玉串をささげた。

 梅屋(作事町)を営む宮川晴行組合長(64)は、でか山中止が決まり菓子の販売の可否も議論があったと明かしつつ、「青柏祭は疫病退散を願う祭りでもある。普段より一層願いを込めて作ったので、おいしい長ましで元気を出してほしい」と話した。