ジャンル・エリア : グルメ | 石川 2020年05月08日
新型コロナウイルス対策の最前線にいる医療関係者を支援しようと、羽咋市大町の「御菓子司八野田」は8日、疫病退散の御利益があるとされ江戸時代から伝わる妖怪「アマビエ」をデザインしたもなかを発売する。収益金のすべてを日赤などを通じ医療関係者に寄付する。今後、他店にも呼び掛けて支援の輪を広めたい考えだ。(林修史)
もなか収益 医療関係者に
八野田聡代表取締役によると、当初は菓子の寄付も考えていたが、支援を持続できるようにと収益金の寄付に。同店の主力商品は団子やどら焼きだが、もなかは生地さえ提供すれば、他店でもあんを詰めて販売できることから選んだ。
同店の従業員がアマビエの原案を描き、食紅を使って生地に印刷した。箱は、アマビエのいわれを印刷した紙で包む。八野田さんは「1社でやっても限界があるので協力をいただければ。お菓子を贈る優しい気持ちが、回り回って医療関係者の応援になれば」と願う。
五つ入りで1箱1000円。大町、石野町の2店舗で販売する。(問)0767(26)0208
「輪島のラ・レーヴ」 ビタミンCプリン販売 11日から
輪島市の老舗和菓子店「柚餅子(ゆべし)総本家中浦屋」(本店・河井町)が運営するプリン専門店「ラ・レーヴ」が、新型コロナウイルスの退散を願った新作プリン「アマビエプリン ゆず&ビタミンC」を考案した。11日からインターネット限定で販売する。
濃厚なプリンとユズのゼリーが2層になっている。ゼリーには免疫力アップに効果があるとされるビタミンCを配合。パッケージには、疫病退散に御利益があるとされる妖怪「アマビエ」を愛らしくデザインした。
1個496円(税込み)で、6個入り1セットで販売する。同店の堂坂宏枝さんは「ウイルスの影響でストレスがたまっている人も多い。おいしいプリンを食べて少しでもほっとした気持ちになってもらえたら」と話している。(関俊彦)