ジャンル・エリア : 福井 | 自然 | 花 | 鉄道 2020年05月11日

JR越美北線の脇を彩るタイム=大野市陽明町1で
大野市下庄地区のJR越美北線沿いで、ハーブの一種「タイム」の花が見頃を迎えている。10日もかわいらしい小さな薄紫色の花々でできたじゅうたんのそばを、越美北線の赤い車両がのどかに走った。
タイムはシソ科の多年草。住民グループ「下庄をよくする会」が2004年7月の福井豪雨を受けて、早期復旧を願って植え始めた。現在は約250メートルほどの沿線に広がっている。雑草に弱いため、花が咲く前に近隣住民らが丹念に草取りし、今月に入って色付き始めた。
発案者でもある陽明町1の長谷川巧さん(67)は「今年は新型コロナウイルス感染症対策で外出自粛をする住民が多く、その分、草取りに精を出してくれた。おかげで満開を迎えられた」と喜んだ。
(山内道朗)