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【石川】のと風鈴 今年も涼しげに 能登島ガラス工房 販売開始

ジャンル・エリア : 工芸品 | 石川  2020年05月25日

夏到来を前に販売が始まった「のと風鈴」=七尾市能登島向田町で

夏到来を前に販売が始まった「のと風鈴」=七尾市能登島向田町で

 夏到来を前に、七尾市能登島向田町の能登島ガラス工房は、「のと風鈴 里音(さとのね)」の今季の販売を始めた。涼しげな淡い色のガラスの鈴に、伝統的麻織物「能登上布」の風受けを付けた風鈴で、工房がブランド化を目指している。

 透明なガラスに赤や青、黄色などを混ぜたり、金箔(きんぱく)を付けたりして、さまざまな模様に仕上げている。鈴の色に合わせた能登上布を風受けとして取り付けることで、能登らしさも演出する。

 価格は2000円から5000円。担当する製造部の高橋真人さん(42)は「風鈴の大きさや厚みで音が違ってくる。鳴らしてみてお気に入りを探して」と呼び掛ける。

 のと風鈴は8年ほど前から販売を始め、昨年から能登上布を付けて売り出した。今季も8月末まで販売し、800個程度の製造を見込んでいる。

 高橋さんは「『のと』の名前も付いているので、能登旅行の思い出として購入するのもいいのでは」と話した。(中川紘希)