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【岐阜】「胡瓜封じ」で悪霊退散 岐阜善光寺にジャンボキュウリ

ジャンル・エリア : イベント | オブジェ | 岐阜 | 神社・仏閣  2020年07月08日

「胡瓜封じ」を前に門前に登場したジャンボキュウリ=岐阜市伊奈波通の岐阜善光寺で

「胡瓜封じ」を前に門前に登場したジャンボキュウリ=岐阜市伊奈波通の岐阜善光寺で

 岐阜市伊奈波通の岐阜善光寺の門前に、高さ5メートルの「ジャンボキュウリ」が登場した。キュウリに悪疫を封じ込める恒例の仏事「胡瓜(きゅうり)封じ」の象徴で、今年は23日に営まれる。

 胡瓜封じは、悪霊退散の祈りを込め、日本では1200年前から始まったといわれる。同寺では大正初期から一時途絶えていたが、1973年に復活して以来、毎年開催。開催を知らせるジャンボキュウリは竹の骨組みに布や和紙を貼り付けたもので、夏の風物詩となっている。

 胡瓜封じは午前9時~午後5時。祈祷(きとう)後は参拝者が土に埋めたり、川に流したりして邪気を消滅させる。参列できない場合は事前に同寺に申し込むと、護符がついたキュウリを郵送してもらえる。

 住職の松枝秀乗さん(38)は「新型コロナ感染を防ぐため、開催するかどうか迷ったが、こういうときだからこそできることをしたい」と話した。祈祷料は1000円。キュウリがない人は1本100円で購入できる。(問)同寺=058(263)8320

 (成田はな)