ジャンル・エリア : テーマパーク | 富山 | 展示 | 自然 2020年07月09日
昆虫や小動物を捕らえて消化、吸収する食虫植物約60種類が富山市婦中町上轡田の県中央植物園で展示されている。
園内の栽培温室で育ててきた鉢を熱帯雨林植物室などに移して公開。葉をつぼ状に変化させた捕虫袋を持つウツボカズラ17種類、葉が筒状のサラセニア類の25種、葉の表面に粘液を出して虫をくっつけるモウセンゴケ類10種などを並べた。葉を素早く閉じて虫を捕獲するハエトリグサも見られる。
目を引くのは同園が2005年から栽培するウツボカズラ科のネペンテス・トランカータ。種から育てて捕虫袋が長さ約40センチになるまで成長した。ミンダナオ島(フィリピン)原産で、獲物が好きな匂いを発し、虫や小鳥、ネズミが落ちると消化液が出て逃げられない仕組みになっている。
射水市小杉地区で十数年前に採取したトウカイコモウセンゴケも展示している。
公開は8月末まで。木曜休園。入園料は500円、高校生以下・70歳以上無料。 (小畑一成)