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【滋賀】疫病退散、たこに願い 東近江で展示

ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 近畿  2020年07月21日

疫病退散の願いが込められた絵柄のたこ=東近江市の東近江大凧会館で

疫病退散の願いが込められた絵柄のたこ=東近江市の東近江大凧会館で

 新型コロナウイルスの収束を願い、疫病退散の言い伝えを題材にした絵柄のたこが、東近江大凧(だこ)会館(東近江市八日市東本町)で展示されている。8月24日まで。 (斎藤航輝)

 疫病や魔よけを意味する赤色の金太郎や、病魔を追い払う故事がある中国の道教系の神「鍾馗(しょうき)」などが描かれた19点が並ぶ。愛知県田原市の「田原凧」のほか、「ぶかぶか揚がる」や武家が転じたとの由来がある静岡県の「ぶか凧」、法被の形をした千葉県の「袖凧」など、全国各地のたこが会場を彩っている。

 疫病から人々を守るとして話題の「アマビエ」や、「ヨゲンノトリ」の絵柄の小さな凧が列をつくって揚がる連凧、悲しい出来事をうそにするとの意味で、ウソが羽ばたくようなデザインのたこもある。

 鳥居勝久副館長は「市内には大凧会館だけでなく、名所がたくさんある。早く見に来てもらえるようになってほしい」と話した。

 水曜と8月11日は休館。入館料は高校生以上300円、小中学生150円。