ジャンル・エリア : グルメ | 岐阜 2020年07月27日
岐阜市の柳ケ瀬商店街で10年前に産声を上げた和菓子店「ツバメヤ」。8月1日、商店街の長良橋通りに面する場所に店構えを大きくして移転する。26日、関係者向けに新店舗の内覧会があり、経営者の岡田さや加さん(47)は「街の明かりの1つとなれるよう続けていきたい」と語った。
同店は2010年8月に同市日ノ出町にオープンした。当初から和菓子職人の町野仁英さん(44)が商品開発を手掛け、無添加の素材にこだわったどら焼きや、わらび餅などが人気に。16年には、名古屋駅前の商業ビル「大名古屋ビルヂング」に2号店を出し、さらに知名度が広がった。
同市神田町の新店舗は、3カ所に分散していた売り場、工場、倉庫を集約。製造能力を向上させた。外装はガラス張りで、店内の床には瓦を使用するなど内装の素材にもこだわったという。店頭には従来通り、どら焼きやようかんなど約十種類の商品を並べる。
町野さんは「開店当初は集客に苦労したが、地道に続けて大きくなった」。岡田さんは「お菓子を通じ、ほっとできるひとときを届けていきたい」と話した。
店は月曜休み。午前9時~午後8時。 (形田怜央菜)