ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術 2020年07月27日
書家で美術家の平田文恵さん(40)=金沢市在住=による書と音のアート作品展(北陸中日新聞後援)が、金沢市の石川国際交流サロンで開かれている。8月2日まで。
詩をしたためた書が展示された部屋で、流れる音を聞きながら空間全体を鑑賞できる。書に貼り付けられたQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、詩を朗読した音声が聞ける仕掛けもある。
平田さんは、ロンドンで演劇「フランケンシュタイン」の公演を見て、今回の詩を作った。「家族や友達がいなかった怪物フランケンシュタインへの同情を込めた」という。
墨流しと呼ばれる技法で黒と白のマーブル模様を付けた紙に鉛筆で詩を書いた。作品に合わせた音は、キーボード演奏家の吉村勇作さんと音響機器を製造する小杉剛司さんが担当した。
このほか、7点の書などの展示もある。8月2日には平田さんが司会を務め、吉村さんや小杉さんが参加するトークショーを開く。入場無料。(問)平田さん090(9761)1021
(戎野文菜)