ジャンル・エリア ： まちおこし | 石川　 2020年07月31日

一番乗りとなり、和田慎司市長（右）から商品券を受け取る男性＝小松市役所で

「おいしい店や観光地 家族そろって」

　小松市内の５００以上の飲食店や観光施設で使えるプレミアム商品券「Ｇｏ　Ａｒｏｕｎｄ　こまつ」の販売が３０日、市役所などで始まった。新型コロナウイルス感染拡大が続き、遠出が難しい中、市民に地元を巡ってもらい、消費喚起するのが狙い。（長屋文太）

　市内に住民票がある４４０００世帯が対象。初日は１万冊が売れた。購入には全世帯に発送された引換券を窓口に提示する。商品券は１冊につき、１０００円分の券が５枚つづりになっており、販売価格は２５００円。半額分がお得になる。１世帯あたり２冊まで購入できる。単身世帯は１冊まで。

　商品券は２９日現在、市内の個人商店、宿泊・観光施設など５１３カ所で、８月１日から１０月３１日まで使える。使用できる店舗には、目印として市のイメージキャラクター「カブッキー」が描かれたステッカーやポスターが張られている。

商品券が使える店舗だと示すカブッキーのイラスト入りのステッカー

　市役所ではこの日、通常窓口が開く３０分前の午前８時半から販売を始め、４０人が列を作った。１時間以上前から並び、最初の購入者となった同市園町の男性（７４）に、和田慎司市長が商品券を渡した。

　男性は「今まで行っていた飲食店も、初めての店も行きたい」と話した。和田市長は「小松のおいしい店や観光地を家族そろって楽しんで」とＰＲした。

　購入は８月１３日まで午前９時～午後４時。小松駅前行政サービスセンター、小松市民センター、こまつドーム、第１地区コミュニティセンターでも買える。市は３万冊の商品券を用意したが、追加販売も検討する。